一燈園「春の集い」のご案内
- 2018年03月05日
鈴木靖将展より。
今年の春の集いは4月21日(土)に開催されます。
午前の講演会には、日本画家・鈴木靖将(すずき・やすまさ)氏をお招きいたします。
鈴木氏は滋賀県大津市のご出身で、現在も大津市を拠点に創作活動を続けておられます。初期より万葉集を創作のテーマに掲げられ、全国の万葉ゆかりの地をはじめ、韓国・中国・フランス・ドイツ・アメリカ・セネガルなど、世界各地で万葉展を開催。近年は新美南吉の童話絵本に取り組まれ、新樹社より十冊の作品を出版、平成二十九年には愛知県半田市の新美南吉記念館にて原画展も開催されました。創作活動の傍ら、「びわこ疏水とさざなみの道の会」会長をも務められ、琵琶湖疏水通船の復活に尽力、疏水の美しいイラスト画を数多く発表しておられます。
すでにご承知のように、今春より、その琵琶湖疏水通船が観光客向けの「びわ湖疏水船」として、いよいよ運行を開始いたします。これは、京都市が大津市とも協力しつつ、三年余りの時間をかけて企画・推進してきた「琵琶湖疏水通船復活事業」が実現したものです。一燈園のすぐ目の前でも、諸羽トンネルの東側入口に新たに船着き場が設けられ、春からの賑わいが期待されています。そのような折り、長く通船復活を目指して運動してこられた鈴木氏のお話を伺えますことは、たいへん時宜に適ったことであると存じます。ご講演では「琵琶湖疏水通船復活を願い続けて」と題してお話しいただく予定です。是非、ご聴講下さい。
午後の部は、香倉院で開催しております「万葉と琵琶湖疏水に通船復活イメージを描く鈴木靖将展」をご観覧いただきたく存じます。日本画家・鈴木氏の香倉院での展覧会は二回目、平成八年の「鈴木靖将万葉いのちのあかり展」以来、二十二年ぶりとなります。静謐な万葉の世界と、温和な琵琶湖疏水の風景を是非、お楽しみ下さい。
(香倉院からのご案内はこちらをご覧ください → http://www.kosoin.com/index.html)
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日時:4月21日(土)
会場:一燈園光泉林
会費:3,000円(昼食込)
参加ご希望の方は、電話、ファックス、郵便、Emailにてご連絡下さい(お問い合わせページからもご連絡いただけます)。どなたさまも自由にご参加ください。